ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年は175回915席

2013年は、落語会に175回行って、915席を観ました。今年も1年間、楽しい高座を観せてくれたみなさま、ありがとうございました。────────────────────────落語協会 379席 (41%)落語芸術協会 232席 (25%)落語立川流 218席 (2…

正太郎さんの棒鱈が大ウケ

[年忘れ二ツ目の会・昼の部] フラワーが出来心。 かゑるさんはお父さんのハンディ。 まめ平さんは犬の目。 市楽さんは芝居の喧嘩。 さん歩さんは真田小僧。 小んぶさんは持参金。 彦丸さんは饅頭怖い。 時松さんは孝行糖。 彦丸さんと時松さんの喧嘩かっぼ…

風車さん堂々圧巻のうどん屋

落協の二ツ目勉強会にしました。聖夜にしてはそこそこ入っています。なな子が元犬。三平堂とは違って、少し緊張気味でした。たこ平さんは金明竹。ここでも、ブファ~って感じの、力の入ったボケ味を持ち味にしてきますね。大物かもしれません。ひろ木さんは…

才紫さんが叩き蟹を巧演

黒門亭は光る二ツ目の会です。小かじが道潅。骨のありそうなヤツです。扇さんは片棒。意欲的に挑みました。明るくっていいです。はな平さんは大工調べ。大家の因業ぶりを効かせています。それを白州では味のよくまとめ、時代劇の大岡越前のように仕上げまし…

談幸師の精緻な柳田格之進

今日は冷たい雨ん中、日暮里特選落語会。いろいろあって九日空いての落語会です。笑二が道具屋。だいぶ練れているし、与太郎では赤塚まんが風の顔が活きるし、何気なく世間にかます立川流の与太郎も織り込んでいるんで、かなりいい感じです。燕路師は猫の災…

遊一さんの端正な文七元結

今日は研精会です。入船亭の鉄砲玉・ゆう京がのめる。市助が入院ってのはギャグですか? アイツは居ると憎らしいけど居ないと寂しい。昇々さんは代表作(の一つ)の生まれる。サラ口だから大いにアリですけど、いつもよりマイルド仕立てでした。志ん吉さんは…

円師の上等な鹿政談

今日は国立演芸場の夜。上席中席にそれぞれ一つの金曜夜が好きになりました。遊かりが子ほめ。円満さんは転失気。本寸法なんだけど、小僧がとってもかわいくて笑っちゃいます。一矢さん。甚句の浮雲、好きです(北斗星も好きです)。寿輔師は漫談。いい塩梅…

こしら師の芝浜リミックスに唖然

今日はこしらの集いです。入場時にサプライズプレゼントの饅怖ストラップを拝受。年忘れはリクエストの行方が楽しみです。一席目は風呂敷。押し入れから出てきた新さんの姿に爆笑。紙入れの予定だったってのはてらいかな。二席目は芝浜リミックス。リクエス…

夢花師の反対俥が大ウケ

今日はしのばず寄席です。喜太郎が雑俳。きょろっとして噺家向きの顔かな。トリを夢花師と代わった歌助師はラーメン屋。人情味あふれる噺は、熱い心の師匠にぴったりです。幸之進さんは岸流島。師匠の持ち味の平明な語りが徐々に乗り移ってきました。一矢さ…

好楽師 志ん朝ゆずりの替り目

今日はJAL名人会です。緑太が金明竹。言い立てが軽快でさわやかで好印象です。遊雀師は初天神。余人なら気色悪くなりそうな悪ガキ台詞が、師匠にかかると大爆笑にかわります。龍玉師は鹿政談。なんともいえない、端正で踏みしめるような語りです。南なん…

ぜん馬師の本格的な阿武松

今日は地元の荒川落語会です。愛坊が平林。いいヤツじゃないかと感じました。笑二が寄合酒。はじめて来た落語会でお客さんをつかめる、もうすっかり得意ネタです。楽松師はお花半七。ご存じ宮戸川の序です。ぜん馬師は阿武松。先代円楽ゆずりという、景色の…

A太郎さんと風子さんが魅せた

今日は芸協の二ツ目勉強会です。伸力が初々しく子ほめ。くま八さんは松山鏡。飄々と演っているようで、よく考えているのがわかります。朝夢さんは品川心中。お染めをきりっと小粋に演じているのが印象的です。新山真理さん。夢丸師は親子酒。まず夫婦愛があ…

昇々さん禁酒番屋で真っ向勝負

今日は四合わせ二ツ目会の町屋お笑い寄席です。地元なんで熱烈応援します。志ん吉さんは辰巳の辻占。きっぱりしっかりは持ち味です。そこに辰巳の空気感が漂うまでもう少しです。はな平さんはほのぼの風流に茶の湯。どんな噺も三丁目の夕日みたいにほっこり…

歌助師の質屋庫の熊がいい

今日は歌助師匠の一笑会です。昇吾が犬の目。もうすっかりおなじみですね。歌助師の一席目は蜘蛛駕籠。雲助と呼ばれるような、おおらかで力強い駕籠かきが爽快です。ゲストの伝枝師は禁酒番屋。「役目の手前....」の台詞にメリハリがあって、正直者めがと言…

談修師は正統派の猫の災難

今日は立川流夜席です。つばなれするかしないかの入りでした。笑笑が道潅。身体が前後に揺れるのはまだ正座に馴染んでいないからかな。志のぽんさんは熊の皮。ピロピロッとした不思議ちゃんな感じが独特で、これからが楽しみです。談奈さんは元犬。マクラか…

権太楼師の天真爛漫な猫の災難

今日は新文芸坐落語会です。風車さんは看板のピン。博打の雰囲気をカラッと出して後半の笑いに持っていきます。菊之丞師は二番煎じ。あったかさとこごえる寒さのコントラストがじわっと伝わります。祝・紫綬褒賞の権太楼師は猫の災難。小さんの十八番を継承…

たけ平さん充実の徂徠豆腐

今日は三平堂で春とはやしの会です。なな子が平林。おろおろする定吉がとてもかわいいです。はな平さんは錦の袈裟。ほのぼのとした持ち味が活きてほっこりします。朝也さんは四段目。芝居の台詞も所作も力強くきまっています。ひろ木さんは親子酒から津軽三…

国立演芸場の披露目が最高

披露目の国立演芸場夜へ業界の寄合いから駆けつけました。さん坊の牛ほめ、志ん吉さんの手紙無筆が終わったところでちょっと残念。玉の輔師の軽妙なお花半七に快笑です。ホームランさんの漫才。喬志郎師は稲葉さんの冒険。円丈作の奇妙な噺です。天どん師は…

市楽さんの立派な中村仲蔵

今日は研精会です。市助が子ほめ。披露目も大詰めの龍馬師は後生鰻。お子さんが生まれた時刻に福袋演芸場で演じていて楽屋で顰蹙をかった噺とのことです。宮治さんはたらちね。僕には押し出しが効いて勢いがあって面白い。だけど、周囲のご高齢のお客さんた…

遊吉師の源平盛衰記に納得

今日はしのばず寄席です。客席は17人はいいほうかな。あったかいお客さんでした。笑二が寄合酒。いろいろ細かい工夫をしていて、ちゃんとウケました。昇々さんは自作の生まれる。おなじみの切迫した芸風にマッチしている状況設定です。王楽師は夢金。緩急…

せんばい寄席の鯉昇師花緑師

1978年に始まった年1回のせんばい寄席は、第36回とのことです。ゆう京が道潅。十分手馴れています。美るくさんは真田小僧。金坊がアニメっぽい声になるのがチャーミングなんです。第1回の開口一番を務めた柳若こと鯉昇師はへっつい幽霊です。おだや…

馬石師の意欲的な笠碁

続いて四の日寄席も、そぼ降る雨の中、大入りです。才紫さんは時そば。持ち味のキレよく、巧みにそばをたぐって、客席から中手が入ります。駒次さんは天野(てんの)家(の孫)。久しぶりですが、お召列車がどこに行っても鉄板です。左橋師は百川。百兵衛の…

正太郎さん 滑稽な三方一両損

福袋演芸場は1981年生まれ集合の会です。一蔵さんは短命。ダイナミックなんだけど、工夫するところはなかなか繊細に計算ができているとみました。ぴっかりさんは金子成人から小朝師に贈られた元禄女太陽伝。しかも地噺なんで演りにくい。やっぱり小春が…

べ瓶さんのおいしいふぐ鍋

今日はほくとぴあ亭。毎回満席です。鯉〇が新聞記事。しっかり客席をあっためました。市弥さんは湯屋番。若旦那の粋な面を押していて、どこかしっとりしています。A太郎さんは井戸の茶碗。奇妙な登場からして堂々。王子は今どきAさまブームですか。こはる…

こしら師のキレてる天災

今日はこしらの集いです。マクラは旅嫌い。二ツ目の頃の長野での長老の死と、一昨年の京都での舞子は~んらとのエピソード。一席目は桃太郎。男の子から女の子へと、ニューエイジっぽい台詞が繰り出されます。仲入りは、NHK受賞した馬るこさんと当時の志…

文菊師の柳田格之進、堪忍袋

今日は湯島はなし亭です。もちろん大入りです。菊之丞師は鷺とり。本格派の師匠ですが、荒唐無稽な滑稽噺もきめ細かい運びでキマってます。こみちさんは宿屋の富。導入部の嘘の怪しさ加減がよかったです。マクラの保育事情もここならでは。文菊師は柳田格之…

朝也さん、進境を示す質屋庫

今日は落協の二ツ目勉強会でした。ございますが子ほめ。いろいろ企んでますよね。志ん吉さんは茗荷宿。宿の夫婦に小市民的に共感しちゃうのは、演者のケロッとした個性に合っているからですね。右太楼さんは錦の袈裟。阿呆じゃないきりっと明るい与太郎が素…

鶴光師の善悪双葉の松を堪能

今日はJAL名人会。おじさんがつる。萬橘師は辻駕籠。とぼけるツボを押さえてます。左龍師は花筏。本格的な重量級の語りです。花緑師は火焔太鼓。いまウケる華麗なる熱演です。陽昇さんも大ウケ。鶴光師は善悪双葉の松。笑い泣きハラハラしホッとする浪花…

正雀師のめちゃリアルな景清

第26回なんですね。最後の新橋たっぷり寄席です。カタログハウス新橋が新宿に移転とのこと。市助が一目あがり。このできすぎは2113年から落語を救いに送り込まれたものかもしれんな......正雀師が鮫講釈。導入部のなぞかけの調子が見事で、もちろん五…

立川流金曜夜席、熱演に感謝

今日は立川流金曜夜席です。開口一番は笑二だったみたい。遅れて幸之進さんの幇間腹から入ると…なんと僕が二人目。そうだね、台風だもの。志遊師の鮑のしの間に、三人目の方がみえました。これで緊張が3分の1になります。里う馬師は酔っぱらい。豪快な酔い…