ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

緑太さん 適度に不気味な死神

お昼に通りかかって、竹むらに並ぶライバーを横目に、神田連雀亭のワンコイン寄席です。 好吉さんは寄合酒。気負わず気どらず真っ直ぐに語る好青年です。 志獅丸さんは崇徳院。どっしり構え軽くトボケる余裕があります。 緑太さんは死神。医者の男はまだフラ…

美るくさんの明るい竹の水仙

二ツ目勉強会です。 ひしもちが子ほめ。 かゑるさんは東北の宿。この型の噺は大きく優しい持ち味に合っています。 さん光さんは熊の皮。尻に敷かれて生きるおじさん力がみなぎっています。 歌太郎さんは円歌一門の電報違い。師匠ゆずりの堂々たる豪快な新太…

好楽師 辻占~里う馬師 付き馬

しのばず寄席の昼の部です。 遊かりが金明竹の序。 こはるさんは権助魚。元気よく演じながら立川流のクールな権助です。 談慶師は人情八百屋。立川流ならではの語り口がぐっと胸に染みます。 がまの油の源吾朗さん。 遊吉師は井戸の茶碗。聞きなれた好調子で…

露の新治師の女房の愛の仲蔵

今日はJAL名人会です。 はまぐりが堀の内。 小痴楽さんは真田小僧。イケメン噺家の一角を担い若々しくキレがあります。 小せん師は黄金の大黒。いつもながらマイルドで気持ちいい癒しの語りです。 遊雀師は三方一両損。かなりアクが抜けていて、ぐっと深…

ぜん馬師の巧みな花見の仇討

今日は荒川落語会です。 幸之進さんは狸札。いい感じにこなれてきていて安心して楽しめます。 楽松師は大工調べ。繰り出すようなひねらないストレートな語りです。 志遊師はふぐ鍋。美味しさが活きて、サゲもわかりやすく決まります。 鳳志師は死ぬならいま…

こはるさんの若々しい居残り

午後は巣ごもり寄席です。 竹千代さんはいろんな人が教えてくれる平林。地元に愛されてます。 貞寿さんは祐天吉松の飛鳥山親子の出会い。ぐぐっと胸にきてます。 桂三四郎さんはいつも心の片隅に。師匠の作風を継承するハッピーバースデー!通夜に爆笑です。…

市楽さんのかっこいい甲府い

福袋演芸場は高学歴ってこってす。 遊京さんは湯屋番。京大の如才なさより愛媛のおおらかさが光ります。 ろべえさんはカミオカンデのチハヤフル。農工大卒より喜多八卒です。 馬久さんは近日息子。立教のシマです。調子がよくしっかり笑えます。 市楽さんは…

鳳楽師の洗練の運びの蛙茶番

今日はしのばず寄席です。 鳳月が子ほめ。 笑二さんは鉄板の走れメロス。散歩ラリーがパラパラくるので、機転の漫談です。 とみーとみーさん。 伸治師は長屋の花見。ほがらかに語って春の訪れをいっぱい感じさせてくれます。 山緑さんは出世馬喰・加藤孫六。…

朝也さん 笑いたっぷり松曳き

今日は神田連雀亭の日替り寄席です。 鳳笑さんは寿限無。定番だから語り口が力強くなっているとわかります。 円満さんは酔っ払い。ほんわか気分がよくなる、癒し系の酔い心地です。 扇さんは真田小僧を六連銭まで。まくらやくすぐりにセンスが光ります。 朝…

里う馬師 厚みのある蜘蛛駕籠

雨ん中の立川流夜席です。 らく葉が道灌。 らく人さんは真田小僧。独自のひょろひょろ芸風で表情豊かに演じます。 らく兵さんはお花半七。美男美女を懸命に演じるだけで笑っちゃいます。 談慶師は唖の釣。立川流の与太郎もジェスチャーも、底抜けに愉快です…

志ん吉さん 力量ある中村仲蔵

黒門亭は光る二ツ目の会です。 百んがが浮世床の本。 天歌さんはざるや。高らかに響かせる売り声はなかなかキマってます。 美るくさんは悋気の独楽。女たちはもちろん定吉も明るくってナイスです。 朝也さんは扇橋師譲りという魂の入替。初見ですが、軽いタ…

全楽師の気風のいい紺屋高尾

今日も両国寄席です。 栄豊満が桃太郎。愛坊が狸札。 鯛好さんは粗忽長屋。荒いけれどくだけたカジュアルな雰囲気です。 文左衛門師は寄合酒。乾物屋の酒肴が美味そうに感じられる語りです。 正雀師は甲府い。働き者の善吉への旦那の心情を丁寧に描いていま…

キモカワ風味の愛宕山 愛楽師

今日は両国寄席です。 6月に寿昇進のらっ好が子ほめ。 とむさんは地蔵狸。こなしていてもぽん天様はちゃんと観ています。 真楽師はマイルドに浮世床。将棋~本~芸と流れるように運びます。 楽生師は紙入れ。これでもかっと底抜けに明るい大将とご新造です…

扇蔵師の端正な写実の文違い

研精会は扇蔵師の卒業公演です。 小はぜが子ほめ。いい出来です。 ベテランのこみちさんはがまの油。きっちり口上を仕上げてキレイにまとめました。 昇々さんは天災。いつもより真面目ですが、このくらいがちょうどいいと思います。 小辰さんは甲府い。試し…

べ瓶さん 見事に愉快にらくだ

ほくとぴあ亭です。 喜太郎が寿限無。 こはるさんは転宅。見かけによらず妙に美しいお菊に、客席にジワがきています。 夏丸さんは鉄板の懐かしのCM。いつの間にか歌がひと回り上手くなっています。 時松さんはこんにゃく問答。あえて張らずクセのない真っ…

ぜん馬師 胸を打つ柳田格之進

立川流日暮里寄席は大入りです。 只四楼が子ほめ。 らく兵さんは親子酒。スベるのを怖れず工夫しては試していて前向きです。 志のぽんさんは愚者論に怖じず。ひょろっとした味でちょろっとイレます。 談慶師はぞろぞろ。筋力で余裕が生まれて、わかりやすい…