ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年間1千席を達成しました

2014年は、175の落語会に行き、1013席の落語・講談を観ました。ついに年間1千席を達成することができました。 1年間、いつも楽しませてくださった演者のみなさま、ありがとうございました。 僕が今年6席以上観た落語家のみなさんです。上位は…

宮治さん迫力たっぷり七段目

お腹いっぱいですが、大成金第3部です。柳若さんは七度狐。いくつもの仕草を巧みに声音も豊かにフルスロットルで演ってくれました。昇々さんはオカマのおじさんのマクラが冴え、部長の娘ブタ子もファンの娘たちに大ウケです。昇太師は二番煎じ。寒さと旨さ…

雷太さんたくましく竹の水仙

おかわりして、大成金第2部です。昇也さんは寄合酒。さわやかで平明な語りです。やさしく誠実な感じに好感度アップしてます。小痴楽さんは磯の鮑。年季を重ねてなお若い演者ならではの‘色気’の与太郎が活きる噺です。歌丸師は鉄板の城木屋。伊勢の壷屋の...…

A太郎さん本格的な大工調べ

大成金第1部です。鯉八さんは何と丸刈りで登場。ベイビィ~と気合いを入れてから俺ほめ。金平糖が洒落てます。松之丞さんは違袖の音吉。金斗雲を呼ぶなど愉快です。寄席で揉まれて語りにコシがあります。小遊三師は蛙茶番。木綿の肌触りの持ち味が活きてい…

風子さんの女たちの藪入り!

Xmasイブの二ツ目勉強会です。伸力が転失気。可女次さんは天狗裁き。口ん中に鈴虫放り込んで......って、オリジナルなんでしょうか。吉好さんは宿屋の仇討。語り口は明瞭です。どこか面もちが危なげなのは勉強会ならでは。宮田陽・昇さん。楽輔師は火焔…

八ゑ馬さん情けのしじみ売り

続けて二ツ目勉強会です。花どんが真田小僧。扇さんは宗論。くい込んでゆるんでの奮闘に小刻みに笑いながら応援しました。正太郎さんは珍しいにかわ泥。初見ですが楽しめます。面白い噺を知りました。たこ平さんは妾馬。ほのぼのとした演者の味を超える噺に…

愉快な新作盛りの池袋下席

新作盛りの池袋下席は......立ち見の入りでスゴい熱気です。はまぐりが道潅。やっと出れましたね。花いちさんは幸せのかたち(違う?)。オウム返しの型ですが、いきなりウケてます。きく麿師はこぶしくんハイパー! 快調な旭節から歌舞伎~宝塚歌劇へと、芸…

花ん謝さんオトナの茶の湯

黒門亭は光る二ツ目の会です。扇兵衛が金明竹。市江さんは力強く蔵前駕籠。なんだか近ごろ語り口が逞しくなってきた感じがします。寿・扇蔵になる遊一さんは干物箱。ひょうきんなところをくっきり描いていて、楽しめました。日るねさんは天然トークで掴んで…

夢太朗師の味わい深い芝浜

広小路亭でお好み寄席の第一回です。希光が平林。くま八さんは大安売り。気負ったマクラでしたが、噺に入るとなかなかどうして面白かった。可女次さんは疑惑のじいさん。これは今輔作ですか。愉快な掛け合いを繰り出していきます。きれいな林家花さんの紙切…

談幸師ハツラツ二番煎じ

今日は日暮里特選落語会です。笑笑が道具屋。入ってないのか演っているのかわからない(きっと両方の)不思議な調子です。燕路師は君よモーツァルトを聴け。当代文枝の逸品ですが、さらに格調高くなっていました。吉窓師はにらみ返し。貴重な‘見せる噺’に出…

里う馬師の厚みの味噌蔵

今日は立川流夜席です。新入りのらく者が子ほめ。役者10年とかで、憑いているものがよくわかります。らく里さんはがまの油。トライアルで手ごたえを得て、ただいま気合い十分です。志の彦さんは動物園。観る人が自然と気を許してしまう、優しい人柄を感じ…

はな平さんのほっこり芝浜

今日は四合わせ二ツ目の町屋お笑い寄席です。町屋は地元なんで、応援してます。八ゑ馬さんは池田の猪買い。この噺になじみのない客席を引っ張っていく快調なとぼけでした。志ん吉さんはだくだく。絵描きとの発端をシブくまとめて、泥棒の様子はなかなか愉快…

里う馬師の厚みの禁酒番屋

今日はしのばず寄席です。遊松が弥次郎。15分、力いっぱい演じている姿が好感を得ました。談奈さんは十八番の紙入れ。いま真打に挑んでいて、堂々と実力を示しています。伸治師は幇間腹。客席と波長が合っています。みんなころっころっと笑ってます。あさ…

玉の輔師のさわやかな芝浜

池袋演芸場の夜の部です。ぽん吉が真田小僧。正太郎さんは釜泥。婆さんで笑わせてもらいました。菊太楼師は酔っぱらい。かわいい酔い方があって見えるきれいな女房が、いい感じです。笑組さん。円太郎師は権助芝居。いかにもありそうな田舎の芝居でしっかり…

夢太朗師 温かい三井の大黒

国立演芸場の夜の部です。鯉んが桃太郎。真紅さんは犬塚信乃。キレイに妖しげに現代っ子のセンスが磨かれるのが楽しみです。陽・昇さん。遊喜師は熊の皮。大らかでほのぼのとした甚平衛さんのフレンドリーな運びです。小天華さん。歌春師は紙入れ。不倫の発…

桃太郎師の知りすぎた男

雨ん中、今日はしのばず寄席です。喜太郎が牛ほめ。まだ少しひょろりとしています。好吉さんは寄合酒。しっかりしてきました。もう少しハジけても大丈夫です。談幸師は片棒。気ばらずに何ともいえず笑わせてくれます。牧田博さんが......ウケてます......ク…

志ん吉さん 進境を示す文七

今日は今年を納める研精会でした。市助が出来心。市楽さんは鮫講釈。パパパンとキレよく気持ちよく運びます。小辰さんは高砂や。軽く演じてもそこは入船亭なんで端正です。宮治さんは片棒。芸協を背負ってソーレソレソレと跳ねてくれました。四百回記念の口…

談修師の誠実なしみる芝浜

今日は立川流日暮里寄席です。志ら門がたらちね。談吉さんは子ほめ。この噺だと持ち味のキリッとした語り口がおもしろいです。志の彦さんは看板のピン。朴訥ともいえるソフトなタッチが自然に伝わります。志遊師は蜘蛛駕籠。ほのぼのとした師匠の味わいが独…

市馬師&一之輔師の競演だぁ

らくらくゴーゴー!の収録に行きました。一之輔師は初天神。金ちゃんのハジけ具合が絶妙です。駆け上がった頃の勢いです。ナイスでした。市馬師は高砂や。鮮やかに都々逸も浪曲も唸って好調子です。一之輔師は粗忽の釘。ペロが来ちゃうおかしさは......あな…