ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

蘭さんの美と品格の豊竹呂昇

二ツ目勉強会です。 金の助が道具屋。 みのりが狼退治。 昇吾さんは権助魚。9月に昇進してぐっと真面目に演っています。 夏丸さんは天災。得意の歌も入れて独自のムードを作っています。 ぴろきさん上手い。 笑遊師は寝床の前半。これでもかと秘術を凝らし…

南喬師 年季のついた火焔太鼓

JAL名人会です。 圭花が初天神。 きく麿師はスナックヒヤシンス。ぽっちゃり踊る遊び唄が面白いです。 円馬師は鹿政談。ためになる各地の名物から厚み十分の語りに納得です。 里う馬師は干物箱。若旦那と善公の間合いがよく成り行きが自然です。 ポカスカ…

ひろ木さん 吉公可愛く不動坊

二ツ目勉強会です。 辰のこがたらちね。 ちよりんさんは予告ホームラン。まくらの広州の旅が印象的です。 ろべえさんは棒鱈。百舌の嘴から琉球まで豪快に唄ってくれます。 扇さんはねずみ。宿の子は上出来です。いつになくしとやかです。 市江さんは身投げ屋…

龍玉師 江戸の風の吹く子別れ

池袋演芸場の下席は大入りです。 小かじが道具屋。 志ん松さんは熊の皮。あまり嬉しそうに演らないタイプです。 志ん陽師は代書屋。減量とみえキレがよく気づかいなく爆笑できました。 文雀師は表彰状。意外に難しい噺の波をいい息づかいで運んでくれます。 …

さん喬師 細部に丹精した笠碁

三平堂落語会です。 あんこが笛でサゲる道具屋。 たこ平さんは看板のピン。浪花のゴロツキ風のイライラする演出です。 のん平師は抜け雀。醸し出すのどかな雰囲気に誠実な人柄を感じます。 さん喬師は笠碁。猫と婆さん、痔、雑巾がけ、孫、乳やり、細部まで…

三木男さん本格的 三方一両損

人形町落語会です。 兼好師は桃太郎。池上彰さんバリの金坊の解説まで納得して笑えます。 生志師は金明竹。立川流の実力者が語るとサクサク快感がありますね。 文治師は掛け取り。柳昇5、正蔵8、円丈師まで入れ込んで楽しめます。 鯉橋師は甲府い。潔い芸風…

寿輔師の絶妙な味のお見立て

国立演芸場の千秋楽です。 今いちが芋俵。 鯉八さんはわきまえる男。寄席はスルッといく天才のスタイルです。 チャーリーカンパニーさん。 今輔師はだまされたふり作戦。オレオレ詐欺にも取り組んでいます。 マジックジェミーさん。 蝠丸師は珍しい夢八。細…

今風に磨かれた吉笑さんの狸

神田連雀亭の日替り寄席です。好きな顔付けです。 小辰さんはのめる。小さくまとめず、懸命に動く八五郎がいい感じです。 明楽さんは幇間腹。不器用キャラが愛されているので精進して化けます。 雷太さんは連歌の家・序。ゆかりの八代の出身の西山宗因にちな…

八ゑ馬さん上方の風 植木屋娘

神田連雀亭のきゃたぴら寄席です。好きな顔付けです。 市童さんは一目あがり。若いのにちゃんと柳派のご隠居なんです。 翔丸さんは強情灸。ビミョーなまくらからか、汗だくの熱演です。 好の助さんはにせ金(贋金)。こういう珍品を継ぐのは大事です。 八ゑ…

寿輔師の怪演だ 魅惑の親子酒

国立演芸場の夜の部です。 昇市が桃太郎。 鯉斗さんは荒茶。安定感抜群の十八番です。 チャーリーカンパニーさん。 今輔師は札1グランプリ。それぞれのキャラづくりの苦労がしのばれます。 小泉ポロンさん。ふとももが素敵です。 伸治師はお見立て。力の抜…

円橘師 ちょっと渋目の茶の湯

久しぶりの両国寄席です。ナイスな顔付けに大入りです。 栄豊満がまんじゅう怖い。 おめでたいとむさんは悋気の独楽。後半だけやる形です。 橘也さんは珍しいいもりの黒焼き。米俵がばかばかしくて無条件に笑えます。 楽松師は松山鏡。ここでしばし、ベテラ…

巧みな朝也さん 本格的な富久

今日はほくとぴあ亭です。 喜太郎が雑俳。 吉笑さんは狸の恩返しすぎ。擬古典?は古典の無駄を省いて近代的に洗練していきます。 桃之助さんは妾馬。客席の気分を裏切らない、ほんわかムードのあったかいタッチです。 楽大さんは厩火事。ガタイのいいチャー…

兼好師の緊張と弛緩の宿屋仇

38回目ですか......今年のせんばい寄席は爆笑派です。 一花がたらちね。なかなか....いいね! 馬るこさんはつる。営業力に磨きがかかって、まくら長トリなんて薬味を仕込んでいます。 萬橘師は寄合酒。飾らない語り口に気を許して、巧みな仕込みがあって、…

小辰さん ぐっと笑える不動坊

今日は研精会です。 小はぜが金明竹。 扇蔵師は親子酒。さすが入船亭で、商家の風情を醸しながらきれいに酔っ払ってくれます。 市楽さんは甲府い。ガラなタッチの地噺ながら、誠実な人柄の滲む演技でまとめています。 市童さんはお見立て。お大尽のキャラや…