2013-01-01から1年間の記事一覧
今日は日暮里特選落語会でした。笑二が子ほめ。完全に手中の噺でクスグリも決まって軽快でした。談幸師はねずみ。師匠らしい、恬淡とした甚五郎が魅力です。吉窓師はてれすこ。ダレやすい地噺のところを巧みに導いてくれました。燕路師は小言幸兵衛。キャラ…
今日は芸協の二ツ目勉強会でした。鯉〇がたらちね。昇也さんはだくだく。持ち味の出たスッキリした語りでした。話し込めばさらによくなりそう。小笑さんは身投げ屋。座ってるだけで笑っちゃうフラっぽいものが出ていて、けっこうウケました。D51さん。助…
今日はひびや落語会-噺-です。ふう丈が子ほめ。甚語楼師はホラで大家さんを楽しませようって弥次郎。さん生師は軽妙にとぼけた味の岸柳島。お仲入りはさんで2席目。さん生師は飄々とした調子のいいお見立て。甚語楼師は小言幸兵衛。心中までの妄想の間と表…
今晩は国立演芸場中席夜です。フラワーが元犬。ちよりんさんは本膳。演者のもつあったかさと、のどかな田舎の雰囲気がいい感じです。菊太楼師はざる屋。少し荒んだ調子のいい男の具合が何ともいえない楽しさです。マギー隆司さん。琴調師は愉快に度々平住み…
両国エンチョウ寄席は鯉八塾。楽天が平林。鯉八さんは暴れ牛奇譚。楽生師と好の助さんと小痴楽さんが生徒で鯉八塾。客席も台本を手に笑うところを教えてもらってから、もう一回一緒にベストな暴れ牛奇譚をつくるという斬新な趣向です。笑いを合笑した不思議…
台風ん中の立川流夜席です。新しい志ら鈴が道潅。錦魚さんは淡々と目黒のさんま。志獅丸さんの酔っぱらいは女房が迫力たっぷり。談幸師の星野屋は調子のいいお花が楽しい。談修師はホントにイラっとくる長短。龍志師は三軒長屋。次々に出てくる江戸っ子を鮮…
福袋演芸場は五代目小さんに挑む。市弥さんは禁酒番屋。柳家の正攻法で取り組みました。さん若さんは万金丹。小さんの上品にとぼけた感じを演りました。ろべえさんは天災。天災を学んだ八五郎の恥じらいが何ともかわいい。鬼〆さんは粗忽長屋。粗忽っぷりに…
今日は立川流夜席。長四楼が愚者論におじず。平林さんはその名の平林が面白い。つづく踊りはかっぽれも上手いな。志ららさんは代り目。志遊師は明朗快活に鮑のし。志ら乃師は漫談で一門の話題。釈台が出てぜん馬師は何と講談! 曲垣平九郎・度々平が楽しい。…
今日はしのばず寄席。笑二が八の後で熊が来て歌も詠む雑俳。狩人が鉄砲おいて月を見ん今宵はしかとくまもなければ。この後半のほうを観るのはじつは初めてです。好吉さんは寄合酒。真面目そうな好青年ですね。王楽師は佐々木政談。端折らず三遊亭のフルバー…
今日は研精会。市助が大阪弁を達者に金明竹。市楽さんは威勢よく調子よく寄合酒。昇々さんは全身フルスイングで強情灸。小辰さんは一分茶番。権助がチョー笑えます。夢吉さんは疝気の虫。虫の芝居がチョー愉快です。こみちさんは厩火事。おさきの微妙な心情…
昨晩の裏を返して国立演芸場に来ました。広小路亭か迷ったけれど。遊松が初天神。無邪気に嫌味がなくて爽やかです。小笑さんは悋気の独楽。随所でププッと笑っちゃいました。金太郎師は目黒のさんま。油ののった秋刀魚の美味しさがそそりました。ぴろきさん…
今日は国立演芸場上席の夜です。昇吾が犬の目。不思議な持ち味が出ています。小笑さんは牛ほめ。ここだと細かいところもよく見えてよかったです。遊馬師は禁酒番屋。侍も町人もくっきり鮮やかに演じて明快です。小泉ポロンさん。初見ですがお客さんとの進め…
今日はこしらの集いです。ラブプラスおたくの落語家の役で謎のイタリア映画に出演したマクラが好調です。一席目はぞろぞろからいろんなものが伸びていって練馬大根の由来。こしららくごらしい試みですね。お仲入りの間は流行りの艦コレで28位にランキング…
今日はJAL名人会です。緑太がたらちね。文菊師は七段目。憎たらしいほど芝居ぶりが達者です。ところで、楽屋を出る師匠がお洒落な自由ヶ丘ボーイでびっくり。絶対にわかりません。雲助師は抜け雀。絵師の言葉、宿屋の主のこもごもの台詞の重みがずっしり…
今日は芸協の二ツ目勉強会です。遊松が芋俵。くま八が大安売り。二ツ目になるんで意欲十分です。前半は、来春5月に真打ちになる(もうすぐ卒業)のお二方です。べん橋さんはそば清。語りも赤い草の解説も丁寧すぎるくらい丁寧でした。サゲでみんな一緒に笑…
今日は二ツ目勉強会でした。緑太が狸札。狸がかわいいね。ちょっとした絶句にも愛嬌がありました。喬の字さんはろくろ首。与太郎の松公のドタバタぶりが楽しい。それでも安定感があります。ちよりんさんは新浮世床。健康ランドの座敷でうたた寝していたおば…
そのまま移動して、黒門亭一部です。まめ緑がやかん。言い立てがよくできました。緑君さんは禁酒番屋。吟味の間合いがぐっと落ち着いてました。小せん師は珍しいさんま火事。こちらから聴きたくなるように語る話芸は見事です。マクラの「貸すからオゴって」…
早朝寄席に来ました。市江さんはざる屋。前説が落ち着いてまして、流れるように噺に入って、ほころびもなく進むと......うれしいようなさみしいような気分です。わさびさんは松山鏡。押さない、ほのぼの純朴な語り口がどこまでもじわっと沁みてきて、いいで…
黒門亭一部は二ツ目がトリ。番頭ははな平さん。小はぜが子ほめ。柳朝師は蛙茶番。漫画のように繰り出されるギャグにゲラゲラ笑ってました。小満ん師は猫久。歴代の小さんが紡いできたこの噺は現代では分かりにくいけれど、この一席でその魅力が肚に落ちてき…
そして立川流広小路寄席に移ります。寸志の出来心(間抜け泥)から。長四楼が牛ほめ。らく里さんは目黒のさんま。これはしっかり仕上がってます。さらに台風到来の本日だから? 好調ナリ。幸之進さんは家見舞。肥がめを担いでいて明るいって、持ち味が出ていて…
福袋演芸場も二ツ目卒業公演です。金朝になる金兵衛さんは道潅。得意の江戸弁が冴えて、ここまでやるかってほど啖呵が爽快にキレてます。つくしさんは少子化対策。川柳師匠がお気に入りの一席とのことです。小駒さんは野ざらし。謹厳実直で堅そうな小駒さん…
そのまんま広小路亭定席へ。休日はまったり定席ですね。遊かりが道潅。蝠よしが金明竹。小曲改め遊里さんはたらちね。見違えるようにのびのびと演っていてグーです。翔丸さんは強情灸。八重子+1さん。可龍師は反魂香。若手真打らしい工夫を織り込んだ正統…
二ツ目卒業公演(後半)の早朝寄席です。喬之進さんは金明竹。そろそろですね。「器用」ってより、噺の音感とリズム感がしっかりして「器」が万全です。喬志郎になる喬四郎さんは反対俥。思いっきり跳ねまくって、安着!龍馬になる小駒さんは井戸の茶碗。堂…
今夜は立川流夜席です。長四楼が一目あがり。滑舌がまだ戻っていないかもしれないけど、根気よくがんばってください。幸之進さんは蜘蛛駕籠。ちりとて以来、好調を継続中です。平林さんは田能久。雰囲気づくりが難しいこの噺。田舎の空気感からうわばみの精…
41回11年目に入った、たなおろしの会。この4年に各年1回ぐらいの参加なんですが、みなさんが真打へと羽ばたく季節に出会えました。里光師は飄々と西行鼓ケ滝。鯉橋師は旅行日記。素朴にみえる田舎の人のしたたかさが出ていました。芸協では先達の男は…
今日はほくとぴあ亭です。竹のこがん廻し。昇也さんは短命。ここのところ、特に女性客に鉄板でウケてます。そういう客席の反応を見ていると飽きません。三木男さんはお化け長屋。杢兵衛の怪談が真に迫ってます。威勢のいい男が、気の短い男から気風のいい男…
今日は研精会の派生興行です。月島社会教育会館のサークル体験デーのスペシャルイベントになりました。二派の二ツ目の実力者を揃えているのに、入りはビミョーです。難しいですね。きょう介が手紙無筆。こみちさんは紙くず屋。小粋な唄が気持ちよくつむぎ出…
今日は木曜日のこしらの集いです。前回の序につづく「ねずみ穴」は、さらに一時間を超える大スペクタクル改作を仕込んでいて、度胆を抜かれました。竹次郎は墓場で偶然に漬物が生じて財を成すものの、身代を失う火事に合います......ここから真骨頂のファン…
立川流日暮里寄席。今日はお膝おくりの出る大入りです。笑笑(わらわら)が道潅。談笑門下の新弟子ですか。幸之進さんはちりとてちん。この噺はもう安心して観ていられます。志らべさんはあくび指南。志遊師はレアネタの四人癖。こういう仕草で楽しませる噺…
今日はいよいよ小駒さんが卒業する研精会です。市助が出来心。産休が明けて研精会に復帰したこみちさん、武助馬はすっきりほがらかでした。小辰さんは真田小僧。六文銭までしっかり楽しく演ってくれました。どこもダレてません。宮治さんは、研精会では他の…