福袋演芸場は1981年生まれ集合の会です。
一蔵さんは短命。ダイナミックなんだけど、工夫するところはなかなか繊細に計算ができているとみました。
ぴっかりさんは金子成人から小朝師に贈られた元禄女太陽伝。しかも地噺なんで演りにくい。やっぱり小春がかわいくなってたのが、よかった。
正太郎さんは三方一両損。江戸っ子ぶりをストレートに滑稽に誇張して笑いをとるのは意外に少ない。クライマックスの裁きを重くしちゃうから。もちろん客席は爆笑です。
市楽さんは夢金。寒さとか哀愁はともかく、船中の熊を心意気たっぷりに威勢よく盛り上げました。
お仕舞いは、楽屋の喬之進さん、鬼〆さん、八ゑ馬さんも出てきて、今年の福袋演芸場の手締めとなりました。