池袋中席です。
昼トリの左龍師は厩火事。確かな腕とお崎の豊かな表情に爆笑です。
そして夜の部。
朝七が子ほめ。
わん丈さんはそうだ寿限無きこう。あっくんに笑い泣きです。
龍玉師は親子酒。酒呑みを憎らしいほど巧みに演じています。
一風千風さん。
小せん師は三人無筆。帳付けの人々を具合いよく描写します。
文蔵師はスゴい道灌。噺の可能性を玄妙愉快に開花させます。
アサダ二世さん。
白酒師は茗荷宿。茗荷づくしのメシでこんなに笑えるなんて。
一之輔師はなんと館林! 武者修行と珍妙なサゲの迷品です。
お仲入り。
披露目直前の朝也さんはそば清。どぉ~もの声も高らかです。
小団治師はがまの油。気骨稜々の逞しい語りがたまりません。
ストレート松浦さん。
天どん師はおせつ徳三郎より花見小僧。春らしくふわっと楽しい仕立てです。