日本橋亭定席は小蝠前進の会です。今回は先代文治十三回忌追善です。
金の助が子ほめ。かん橋が初天神。
宮治さんは看板のピン。いつになく神妙に演じてちゃんと精進しているとわかります。
小蝠師はあわて者。堀の内なんですが、浅草寺で演じた先代文治ゆかりの粗忽噺です。
文治師は善光寺の由来。十八番の名調子です。お時間の都合でお血脈の手前までです。
先代を偲ぶ爆笑トークにはお囃子の(円馬師の奥さんの)稲葉千秋さんも加わって盛り上がります。ホントにエピソードいっぱいの先代です。
文月師は甘酒屋、九日十日、味噌豆。入門して習った思い出の小品を語ってくれます。
太神楽は鏡味正二郎さん。
小蝠師のトリは鼻ほしい。掛け取りだったようですが、客席のリクエストに応えます。いきなりはじめても、しっかり笑える話芸が光っていました。