今日は5代柳朝の孫二ツ目の季刊はるかぜです。第10回にしてはじめて来ました。
正太郎さんは権助魚。権助が煙草を用意しているとか細かいところを工夫しているのが面白いです。
朝也さんはあくび指南。師匠のカラ揺れを効かせて八五郎の揺れを立たせるなどの工夫が面白いです。
新入りの朝之助さんは幇間腹。全体に明るくて、若旦那は中性的で、一八は無国籍風という一席です。
一蔵さんは転宅。粗忽な妄想に大爆笑です。若手が爆笑派にブレイクする前に表れる妖しい輝きが見えました。
一左さんは代書屋。しっかり笑いをとっててナイスです(このところ真面目に演りすぎなので)。
ぴっかりさんは若々しいたちきり。この噺を選んだのは何かの兆しでしょうか。そして終いにはほろっと泣けました。