1978年に始まった年1回のせんばい寄席は、第36回とのことです。
ゆう京が道潅。十分手馴れています。
美るくさんは真田小僧。金坊がアニメっぽい声になるのがチャーミングなんです。
第1回の開口一番を務めた柳若こと鯉昇師はへっつい幽霊です。おだやかな語りに湯治のようにじわっと癒やされます。
ぴろきさんの自虐ネタもウケました。
花緑師は竹の水仙。マンガのようにケラケラ笑っちゃうんですが、ふと気が付くと古典を現代に活かす構想はしっかりしています。甚五郎が一文無しを泊めてしまう宿の主人を(ホームレスを救うような)徳のある人と最後に評価するところなどです。