池袋演芸場中席の昼の部です。
寿伴が寄合酒。
ぴっかりさんはナースコール。白鳥作がカワイくなります。
柳朝師は鍬潟。想像させる技量の要る相撲ネタの珍品です。
とんぼまさみさん。
小きん師は子ほめ。ベテランの深みが程よく染みています。
扇辰師は一眼国。メリハリとコシのある語りに惹かれます。
ペーさん。
勢朝師は大師の杵。初対面でも明朗温厚な印象が残ります。
扇遊師は浮世床の夢。すべての人物が活きている快演です。
松旭斎美智・美登さん。
志ん輔師は豊竹屋。これは当世の追随を許さない至芸です。
お仲入り。
三朝師は芋俵。とぼけた味に商家の風情をのせて快調です。
正楽さん。
円太郎師は化物使い。迫力満点の語りの詰まった圧巻です。
そして流し込みで夜の部です。
はまぐりが魚根問。
左吉さんは元犬。力はあるので髪型を変えても大丈夫です。
彦いち師は睨み合い。キレる若者との迫真の10分間です。
のだゆきさん。
馬石師は野ざらし。江戸の小粋と滑稽が溶け込んでいます。
はん治師はぼやき居酒屋。作者以上に厚く染みる語りです。
一風千風さん。師匠は一歩三歩さん。
しん平師はラーメン屋あれこれ。
伯楽師は宮戸川。了見に満ちた濃厚で上質なお花半七です。
お仲入り。
菊之丞師は短命。歯切れがよく軽くてツヤのある好演です。
一朝師は目黒のさんま。プシュとピカッと美味しそうです。
夢葉さん。
白酒師は付き馬。浅草の道中の名店でも楽しめる逸品です。