2016-04-15 円橘師 巧みに起伏を描く寝床 両国寄席です。 まん坊が十徳。 橘也さんは初音の鼓。軽快な心地よいタッチに充実ぶりを感じます。 菊春師は粗忽の釘。入りでリラックスさせて、飄々と魅せる技です。 好の助さんはふたなり。このような珍品に出会うとありがたいです。 扇治師は弥次郎。この噺でぐぐっと洗練されたスタイルは貴重です。 好太郎師は親子酒。大きく構えてもったいぶらない語りが素敵です。 楽松師は金明竹。言い立ての軸を立てわかりやすく運んでくれます。 花仙さん。 円橘師は寝床。大旦那の下手な義太夫に真実味があり、冒頭の上機嫌からのスラロームがとにかく見事です。