今日は内幸町ホールでJAL名人会でした。
緑太が道具屋。不思議に笑いが少ないので、よく見たら彼はなかなかイケメンでした。
甚語楼師はのめる。
欧州公演が磨いた竜楽師の技には、気づきがあります。片棒。手古舞の装束や昇殿から鎌倉のような江戸っ子でないとわからない言葉を、あえて丁寧に喋らない。それが江戸のリアルだろうし、わからない現代人は聴き流してもいい。そして、山車の人形はマリオネットのごとく、祭囃子はカーニバルのごとく、体一つでパレードを演じ切ってブラボー! どこの国の子どもでも理屈抜きに楽しめるエンタテインメント。
松喬師の崇徳院をみることができて、本当にありがたい。師匠の紡ぐ言葉は、なに一つのケレンもない。「浪花の風」となってすっ~と身体にしみていく。心でおがみました。お達者でいてほしい。