ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小んぶさん巧みに 臆病源兵衛

光る二ツ目の会です。 駒六が鮑のし。 粋歌さんは白鳥作の落語の仮面より堂々の第1話三遊亭花誕生。 一左さんは締め込み。近ごろなんとなく貫禄がついてきてます。 ふう丈さんは目黒のさんま。粗っぽい古典だけど悪くないです。 小んぶさんは臆病源兵衛。大…

それぞれ花盛り 艶やか花便り

花便り寄席です。 遊七が手紙無筆。 みのりが笹野権三郎名槍伝より虚無僧の東下り。 遊かりさんはつぼ算。すでに堂々としてきた感じです。 腹話術はわがしさん。 阿久鯉師は力強く難波戦記より長門守木村重成の最期。 ぶん福さん(曲師は金魚さん)は楽しい浪…

米助師 心温まる人情の阿武松

JAL名人会です。 一猿がたらちね。 小辰さんはふだんの袴。お武家と八五郎のコントラストが鮮やかです。 春蝶師は紙入れ。掟破りの艶笑味フルスロットルに笑いっぱなしです。 貞山師は安兵衛駆け付け。確かな語りに光景がくっきりと浮かびます。 ホームラ…

はな平さん 竹庵も光る幾代餅

二ツ目勉強会です。 ぐんまがまんじゅう怖い。 駒次さんはビール売りの女。いまや鉄板の代表作です。しみじみ味わう長講に育ちそうです。 花ごめさんは片棒。神田囃子を思わず応援しています。素朴な持ち味を大切にして伸びます。 歌太郎さんは寝床。張って…

明るく楽しい兼好貞寿二人会

兼好・貞寿二人会です。 じゃんけんが"和光寺阿弥陀池"の新聞記事。 兼好師の1席目は強情灸。力まないで笑わせちゃうのがスゴイところです。 貞寿師は徂徠豆腐。わかりやすく人柄のよい愛嬌のある素敵な上総屋です。 お仲入り。 貞寿師は村越茂助の左七文字…

菊太楼師 菊の気風満ちる妾馬

池袋演芸場の下席2日目です。 小ごとが道灌。聞くところによれば一琴師とはナイスです。 ちよりんさんは真田小僧。金坊にアクがないのでのどごしよくいただけます。 おさん師は芋俵。軽く交わすやりとりの中にじわっと旨みが染み出てきます。 菊志ん師は粗…

柳之助師 師匠譲りの春が来た

柳之助秋分の会です。団塊のみなさまが入り乱れて大入りです。 どっと鯉が真田小僧。 遊かりさんは鷺とり。なかなか若々しく弾んでいます。 小夢師はお菊の皿。ソフトな語り口に幽霊が上等です。 金遊師は錦の袈裟。客席に動ぜずおごそかに運びます。 柳之助…

琴柑withさん喬弟の個性較べ

巣ごもり寄席は西遊記風で面白い「琴柑 with さん喬弟」の顔付けです。 やなぎさんは初天神。汗をいっぱいかいて工夫もいっぱい繰り出します。 小太郎さんは珍品の夢八。見応えがあって首吊りの振りが妙に上手です。 琴柑さんは奉行と検校。塙保己一と根岸肥…

晴の輔師 女性にウケる猿後家

立川流広小路寄席です。 開演前の錦笑の後の談洲の真田小僧から。 寸志さんは神様のキャラがよいぞろぞろ。 らく人さんはギャグに余裕のある権助魚。 吉笑さんはおもしろい雰囲気の舌打たず。 志ら玉師はしっかり本筋の目黒のさんま。 談之助師はおなじみの…

昼夜で堪能 実力者揃いの池袋

池袋演芸場中席の昼の部です。 寿伴が寄合酒。 ぴっかりさんはナースコール。白鳥作がカワイくなります。 柳朝師は鍬潟。想像させる技量の要る相撲ネタの珍品です。 とんぼまさみさん。 小きん師は子ほめ。ベテランの深みが程よく染みています。 扇辰師は一…

立川流 真打ちが前座噺で競演

立川流夜席はオール真打オール前座噺です。 錦笑が寿限無。 左平次師は権助魚。持ち味の柔らかくて優しいタッチです。 談四楼師は子ほめ。人物の存在感がパない根多おろしです。 里う馬師は道具屋。立川流の愛嬌も世智もある与太郎です。 雲水師はつる。パワ…

凄い!笑遊師 強飯の女郎買い

国立夜の部です。 楽ちんが雑俳。 喜太郎さんは転失気。明るく安定しています。 柳好師は看板のピン。手堅くしてのどかです。 桃太郎師は浮世床の独創的な本。間の芸です。 北見伸&瞳ナナさんと確か...幸乃さん。 愛橋師はお菊の皿。メリハリが効いています…

鳳楽師 風格のある八公の天災

両国寄席です。 まん坊が手紙無筆。 楽喜さんは明るく牛ほめ。 好吉さんは軽く九日十日。 春蝶師は御先祖様。ナマははじめて!の愉快なホラです。 萬橘師は黄金の大黒。緊張と弛緩の波状攻撃に爆笑です。 喜八楽師は目黒のさんま。確かな地噺に思わず納得で…

立川流もいろいろ 日暮里寄席

立川流日暮里寄席です。 談洲がたらちね。 がじらさんは加賀の千代。滑舌が爽やかです。 志獅丸さんは権助提灯。太めに押す女達です。 談修師は真田小僧を厚く運んで、六連銭まで。 志遊師は寄合酒。自然な軽快感がいい味です。 三四楼さんは絵ジャレから遠…

こみちさん 工夫の光る茶の湯

研精会です。 来春寿昇進の小多けが初天神。 小辰さんは高砂や。下手な謡を次々繰り出す調子が上手です。 緑太さんは宮戸川。描写力があり光景がくっきり浮かぶます。 志ん吉さんは紙入れ。艶のあるしたたかな女将がいい感じです。 遊京さんはつづら泥。無理…

はじめてのワンコインが 濃厚

神田連雀亭は......ワンコイン寄席にははじめて来ました。 かゑるさんはまめだ。噺の雰囲気を捉える優しい感性を感じます。 志獅丸さんは百川。巧く演じ分けまとまりよく見応えがあります。 来春寿昇進の夏丸さんは橘ノ円物語。急逝されて三年、可愛く温かい…