ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

朝也さん 見応え十分の井戸茶

続けて二ツ目勉強会です。 緑助が狸札。 かゑるさんは果敢に遊山船。にぎやかな夏の大阪の風情をでっかく描いています。 ひろ木さんは唖の釣り。磨き抜かれた師匠ゆずりの与太郎ぶりは二ツ目無敵です。 こみちさんは七段目。しっかりした芝居振りがあって可…

三三師の巧みな描写 錦木検校

池袋演芸場の下席は千秋楽です。 小かじが二人旅。 わん丈さんは凝り性親分。乙女趣味から給食の検食へと作りやすい仁侠モノです。 たけ平師は珍しい小田原相撲。声が活きる得意の地噺は林家の明るい仕上げです。 さん助師は汲みたて。魅惑の語りに誘われて…

ゆったり寛げるしのばず寄席

しのばず寄席の夜の部です。 伸しんがかぼちゃ屋。坊主頭です。 好吉さんは三遊亭らしいしの字嫌い。重い客席に真摯に立ち向かう好青年です。 ベートーベン鈴木さん。がんばってくれます。 貞寿さんは曲垣平九郎と度々平の住み込み。愛嬌のある明るい口跡が…

伸三さん 加減のいい品川心中

今日は芸協の二ツ目勉強会です。 茶光が手紙無筆。 伸力が狸札。 鷹治さんは千早ふる。師匠よりも耳に優しい声です。丁寧に語るほど活きてきます。 鯉八さんはゲラッパなダイナマイト。期待値が高くって、意外性がもの足りません。 京太ゆめ子さん。 金太郎…

南光師 しっかり笑える抜け雀

今日はJAL名人会です。 一猿が寿限無。 遊里さんは噺家の夢。亡き喜多八師を想います。大曲バージョンでもよかったです。 あおい師は大名花屋。伝助が難しい噺だけど口跡がよくお花が若々しくきれいです。 円太郎師は化物使い。練られた台詞が効いて、迫…

鯉栄師 心温まる素敵な披露目

きらり改メ鯉栄師の披露目は日本講談協会定席です。幸い雨があがっています。 桜子が徳川天一坊の事件。みのりが弁慶と義経の五条大橋。紅佳が曽我兄弟の仇討。 紅さんは西行の鼓ケ滝。松之丞さんは武蔵の山田真龍軒。得意技をキメてくれます。 愛山師は佐野…

始さん キレッキレの宿屋の富

神田連雀亭の日替り寄席です。今日はなかなかの入りです。 寄席で活躍中の昇也さんはのめる。住吉踊りにバテ気味でも高座は丁寧で愉快です。 馬久さんは鮑のし。のんびりした甚兵衛さんの雰囲気にほんわか気分で癒されます。 竹千代さんは自作もするのか廻り…

連雀亭は四人が本寸法の熱演

神田連雀亭の日替り寄席です。台風の警報ん中、1人じゃなくてほっとします。 たこ平さんはかぼちゃ屋。噛みしめるような独特の笑える間合いが効いてます。 来春寿昇進で小八になるろべえさんは棒鱈。雰囲気も珍歌も仕草まで絶品です。 明楽さんは千早ふる。…

翔丸さんの暑いちりとてちん

神田連雀亭のお盆興行の昼の部です。 けい木さんはお菊の皿。ちゃんと怖くして、対照で後が面白くなる、好感覚です。 来春昇進のろべえさんはもぐら泥。亡き師匠の風が吹いているさすがの軽妙さです。 鯉津さんは犬の目。妙に逞しいシャボン先生が独特な雰囲…

志ん吉さん 細マッチョな明烏

今日は研精会です。 かな文が初天神。 小辰さんは夢の酒。笑いよりも細部まで気を配った入船亭らしい端整な運びです。 こみちさんは稽古屋。喜撰から道成寺の振りまで自然にキレイにキマっています。 昇々さんはつぼ算。昇々流の絶叫する店主に馴染んでくる…

こしら師の千両みかんに爆笑

今日は立川流夜席です。 仮面女子が山号寺号。 笑二さんは親子酒。酔って唄う沖縄の歌の響きは、さらなる工夫を予感させます。 志の春さんは天災。語る力が充実し間もつかんできて、もれなく笑わせています。 談慶師は蛙茶番。お疲れの様子で心配ですが、半…

志ん八さんの愉快な粗忽の釘

今日はほくとぴあ亭です。 今いちが愚者論におじず。 これから新婚旅行に行くとむさんは都々逸親子。やっぱり気分がよさそうです。 気がつくとメキメキ腕を上げている昇也さんはお見立て。杢兵衛お大尽がとても自然です。 サービス精神が旺盛な吉好さんは宗…

寿再昇進 友情のミスティ寄席

2年ぶりのミスティ寄席特別編は、吉幸さん❝再❞昇進の披露目です。 鯉橋師は元犬。 伝枝師は反対俥。 鯉太師は異母兄弟。 愛橋師はニュースほらっちょ。 小蝠師は一文笛。 お仲入りはさんで、出演者が勢揃いで口上。そこに応援の小談志師も登場。 遊喜師は看…

A太郎さんの得意技 ほれうそ

再始動6回目のシンプー寄席です。 鯉白さんは悋気の独楽。怪しげに語りとっ散らかって昇進の喜びが溢れています。 小笑さんは粗忽の釘。とぼけた顔して繰り出すおとぼけの打率は向上しています。 昇羊さんは休憩に入りたいんだけど本音なんか言えない。一門…

志らく師 センスが光る親子酒

立川流日暮里寄席は、ほぼ10年ぶりの志らく師の光臨でお膝送りの大入りです。 只四楼が初天神。 寸志さんは幇間腹。日々の修練が実っていて、幇間の話芸がどこまでも快調です。 志のぽんさんはろくろ首。飄々とした与太郎と妖怪噺はなかなかのとり合せです…