ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

三木男さん 巧みに花見の仇討

黒門亭は光る二ツ目の会です。 小駒が元犬。 馬久さんは強情灸。峰に行ってきた男の張らない風情がなかなかの仕上げです。 扇兵衛さんは堀の内。ふらっと入り持ちこたえてのんびりと味を出しています。 歌扇さんは一門ならではの月給日。この噺のおかしさを…

志遊師 誠実に描く井戸の茶碗

今日は荒川落語会です。 幸之進さんは粗忽の使者。この一年で明らかに発声が伸びやかになっています。 鳳笑さんは看板のピン。独特の口調が魅力ある個性に育っていくところです。 楽松師は紙入れ。骨太な御新造がなかなかの押し出しで新さんに迫ってきます。…

小満ん師 しっとりと盃の殿様

今日はJAL名人会です。 圭花が初天神。 三木男さんは猿後家。落ち着いて間をたっぷり効かせて仕上げています。 柳好師は宮戸川。とにかく明朗な高座に、ほのぼの感が満ちあふれます。 松枝師は三十石。鍛え上げた仕草に見とれ、いぶし銀の語りに納得です…

鬼〆さん パワー全開の不動坊

今日は神田連雀亭の日替り寄席です。 雷太さんは時そば。正攻法の真っ直ぐな語りと仕草に実直な人柄がにじみます。 かゑるさんは得意のたまげほう。いつのまにか大阪弁も演舞も上達しています。 駒次さんは旅姿宇喜世駅弁。鉄力技のはちゃめちゃな黄門噺に笑…

談慶師 リアルに迫るねずみ穴

立川流夜席です。 笑坊が道灌。 らく人さんは花色木綿。独特のヘラヘラな調子はどこからくるのでしょ。 談吉さんは強情灸。キレがよい口調にのった熱がり方に可愛げがあります。 龍志師は野ざらし。軽妙な江戸っ子の持ち味にノッていい気分に笑えます。 談修…

小談志師の素敵な時次郎 明烏

立川流夜席です。 只四楼が子ほめ。 志の太郎さんはそば清。明るくてクセのないど~もも運びも丁寧で、志の輔一門の好感度アップです。 志のぽんさんは粗忽長屋。あれこれ入れて試みていて、芸風の軸を探っている感じが伝わってきます。 談修師は芋俵。さす…

鬼〆さん寿卒業福袋 馬の田楽

福袋演芸場です。おさんになる鬼〆さんの寿卒業トークには、一門の出演者に加えて花飛さんです。 花ごめさんはぼ~っとしたキャラがたまりません。ほのぼのなごむ出来心です。 花いちさんはママチャリきょうこ。パワフルな反対俥風味がやっぱり笑えます。 花…

夢丸師のつなぐ名作 えんぜる

研精会は夢丸師の卒業公演です。 小はぜが転失気。 昇々さんは雑俳。いつもより基本に忠実に演っています。じつは古典もかなり演ります。 緑太さんは芝居の喧嘩。調子はともかく威勢の口跡は十分です。東京マラソンご無事で。 宮治さんは一分茶番。いきなり…

小遊三師 気分上々の野ざらし

国立演芸場の夜の部です。 みのりが熱湯風呂。 くま八さんは新聞記事。 ナイツさん。 枝太郎師は新作のリクエストに応えてあるじいさんに花束を。クセのある不良老人が上等です。 遊馬師は佐野山。レコーディングダイエットですか、スリムになられても噺のコ…

ダンディ鳳楽師 艶のある短命

しのばず寄席は特別興行で鳳楽・貞心二人会です。 鳳月が桃太郎。 鳳楽師の一席目は長屋の花見。貧乏なんだけど悲壮感はなくて、どことなく風情があります。 貞心先生の一席目は赤穂義士本伝より大石妻子別れ。それぞれの心理を巧みに描き出します。 お仲入…

兼好師 見事にかたる高田馬場

両国寄席です。楽しいのつるから入りました。 鳳笑さんは猫と金魚。技巧に走らない実直な人柄が誰にでも伝わります。 萬窓師はぞろぞろ。老夫婦の会話と表情の醸すほのぼのとした風情です。 全楽師はつぼ算。キレがあってコシのある芸風と力量を感じる一席で…

左談次師フラスロットル 寝床

立川流日暮里寄席です。 らく葉が手紙無筆。手堅くていいね。 寸志さんは珍しい和歌三神。はじめてナマを観ました。前半と後半の対照が妙味ですか。 志らべさんは鮑のし。厄年を抜けて、近ごろ吹っ切れたように調子がよくなっています。 小談志師は干物箱。…