ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ろべえさん花見の仇討を好演

今夜は二ツ目勉強会です。花どんが出来心。花いちさんはつぼ算。織り込みたいことがありそうですが、ここはまっつぐにいきました。美るくさんは幇間腹。一八がかわいくってちょいホロリ。がんばってるね。志ん吉さんは普段の袴。なぜかいつ観ても笑えます。…

扇遊師の見事な三井の大黒

昼は両国亭のはっぴい落語会です。時蔵師匠が長年尽力なさってきた会で、今回が最終回なんですね。今や一番油のノッた師匠方の会になったんですね。一力が牛ほめ。時蔵師は武助馬。自然体のマイルドな語りが心地よい、演者の人柄をぐっと感じる一席です。馬…

福袋は昭和生まれが炸裂

今日はまず福袋演芸場からです。市楽さんは四段目。会長の一番弟子の気概からか、さらに芝居に磨きがかかってました。馬治さんは代書屋。嫌味にならない(代書屋が変わっていく)達者な描写に、じわりじわり笑えます。朝也さんは短命。あたしだって女だよっ…

歌之介師に笑いっぱなし

今日はJAL名人会です。緑太が道潅。少し抜けがあったけれど気をとり直してちゃんと演りました。柳朝師は真田小僧。こういう噺を明るく剽軽に運んでいけるのも師匠の魅力です。駿菊師はお菊の皿。こちらはじっくり丁寧に進めて、こってり系の一席でした。…

美るくさんのステキな天災

黒門亭は光る二ツ目の会です。小かじが道具屋。ほたるさんは幇間腹。ビリケン顔を見ているとハッピーになります。美るくさんは天災。いなせで愛嬌のある八公が素敵です。市江さんはもぐら泥。豊かな表情だけでも十分笑えます。時松さんは寝床。要所を多彩な…

志らく師の腕冴える子別れ

今日は銀座ハイカラ寄席です。らく人が饅頭怖い。なかなかの調子で演りました。入れ事のセンスはOKです。一之輔師は粗忽の釘。久しぶりに爆笑派の本領を発揮してくれました。犬のペロがポンです。春蝶師は山内一豊と千代。はじめて出会いました。2世なの…

はな平さんの寝床が楽しみ

今日も地元、四合わせ二ツ目会の町屋お笑い寄席です。少しずつお客さんが増えてきてよかった。昇々さんは肥がめ。古典もいいですよ。ちゃんといつもの昇々流が活きてます。志ん吉さんは池田大助。子供のキンキンした感じが得意で安心ですね。演題がわからず…

楽松師のシリアスならくだ

地元町屋は第400回!の荒川落語会です。町屋に越して来た鳳笑さんは桃太郎。6月にはパパになるって、町屋の子だね!幸之進さんはかぼちゃ屋。のびのびとほんわかと持ち味を活かしてくれました。楽之介師は初音の鼓。この噺の味わいは侍の重さと狐憑きの…

鶴光師のらくだに泣き笑い

二ツ目勉強会です。鯉毛がやかん。自分で吹いています。明楽さんは幇間腹。まっすぐに「迷わず行けよ行けばわかるさ」と応援したいです。柳若さんはお見立て。メリハリはあってニュアンスも入っていて精緻になる手前の骨太の魅力でした。ひでややすこさんが…

馬生師の佃祭に心底シビれた

今夜は冷たい雨ん中、地元サンパール荒川でいきいき寄席です。駒松が酒の粕から穴子でからぬけ。馬吉さんは紙入れ。タメが効いてグンとよくなってます。ことに女将さんが巧みです。菊春師は時そば。今日も客席へのサービス精神たっぷりの師匠です。東京ガー…

小蝠さんのお披露目予行演習

サニーホール落語会は小蝠さんの真打昇進大予行演習でした。客席も演者のみなさんも小蝠さんの応援団です。たか治が道具屋。ひさしぶりに観たらしっかりしてました。お仲入りでもがんばって披露興行のチケットを売っていました。鯉橋師は長屋の花見。導入部…

フレ~!フレ~!立川流夜席

今日は立川流夜席です。ツバナレしてないんだけど、拍手も笑い声もしっかりした、いい客席でした。笑笑が饅頭怖い。こなれてきて、日活ニューフェースみたいな風貌と声が観られるようになりました。志ららさんは酔っぱらい。今日は調子よく、笑いも泣きも上…

右左喜師の温かいラーメン屋

今日は広小路亭定席です。伸力が子ほめ。初々しいなぁ。昇羊が饅頭怖い。しばらく見ないうちに爽やかによくなっていました。楽しみです。明楽さんの千早ふる。(たぶん本人は気づいていない)人柄の魅力(=不器用ゆえに愛される)にいいね!羽光さんは幇間…

立川流の今夜は好調!

立川流夜席です。今日は客席もいい感じで、みなさん快調でした!笑笑が狸札。細かく企んでますから、いつか地力がつけば花咲くはず。しょんべんでもいいみたいで、よかったね。こはるさんは道潅。もたつかずポンポ~ンと小気味よく仕上げる手腕は、さすが談…

正蔵師の慈愛に満ちたねずみ

国立演芸場上席は楽日でした。つる子が桃太郎。はな平さんは看板のピン。殺伐とせずに、どこかのどかな博打場になっちゃうところが、持ち味です。馬石師は堀の内。粗忽だからって愚鈍にならずに、軽快にテンポよく演るのもいいものですね。伊藤夢葉さんがム…

夢吉さんこそ蛙の子だね

今日は研精会です。市助が一目上がり。遊一さんは親子酒。親父は酔っぱらっても風格があっていい感じです。息子にはいろいろな工夫の余地がありそうで楽しみです。新メンバー正太郎さんは湯屋番。いきなり女房がでかすぎて、どうなることかとハラハラしまし…

愛山先生の鉢の木が格別

今日は日本講談協会祭です。みのりが三方原合戦より五色揃えの抜き読み。紅佳が八百屋お七。真紅さんは青竜刀権次発端。スパッと切れ味のいいところを見せました。あっぷるさんは浪花女侠伝より奴の小萬のさわり。時間がなくても、あわてず丁寧でした。松之…

橘ノ圓師のシブい殿様団子

今日は上野広小路亭定席です。今いちが動物園。大胆にはっきり演じて好印象です。音助がつる。かなり演り込んでいて安心です。昇也さんは軽快に饅頭怖い。眼鏡のほうがニヤ気が抑えられて締まった印象です。和光さんは荒茶。一門でよく演じる噺ですね。一矢…

胸に迫る正蔵師の子別れ

今晩は国立演芸場でした。さん坊が牛ほめ。まめ平さんは権助魚。早い上りの馬石師はたらちね。何だか嫁が玄妙な感じで、独特な風味が醸し出されています。軽い噺も工夫してます。花島世津子さんの奇術。萬窓師は蔵前駕籠。何気ないんだけど観ていてほぐされ…

駿菊師と我太楼師の熱い梅田

今日は地元の梅田寄席です。あいにくの天気のせいで、男女5人づつでツバナレした、やや寂しい入りです。駿菊師の一席目はおひがんとおすがん。復興支援に通われている南三陸(遠野のように民話の多いことで知られるとか)の民話から作ったとのことです。こ…

鳳楽師の百川は老舗の風格

今日は両国寄席です。らっ好がつる。鳳笑さんは桃太郎。円左衛門師はたらちね。竜楽師は手紙無筆。言葉がぐっと力強く、ダレずにキレよく響いて、心地よいです。国際経験で磨かれたものでしょうか。燕路師は長屋の花見。枯れたような声がいいんですねぇ。じ…