ばんたび気がいってたら身がもたねぇ

なんとか言っちゃ〜落語の会へ寄って来るのょウチの人

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

好楽師の浜野がずしんときた

今日はしのばず寄席でした。晦日なので満席です。笑二が道具屋。すっかり手中にした噺を愛嬌たっぷりに演じてくれました。雷太さんは岸柳島。芸協二ツ目のリーダー格らしく力強く演じてくださいました。王楽師は厩火事。気配りのできる若旦那らしく優しく丁…

菊之丞師のさらに艶めく片棒

昨晩は地元町屋のサンポップ寄席でした。つる子が手紙無筆。すくすく育っています。菊之丞師は親子酒。親父の酔っていく様がしっかりしていて(逆説的かな)、追ってしまうほど見事です。町屋の星・一左さんは長屋の花見。昭和の名人の晩年の録音ような、半…

今輔師の東京幻想に唸る

日本橋亭は今輔師の会です。遊かりが狸札。喜太郎が子ほめ。A太郎さんはヒーローインタビュー。嫁姑のあるある(んじゃなかなぁ)の面白さです。今輔師が崇徳院怨霊篇。クイズ王らしいナレッジの仕立てです。楽輔師は火焔太鼓。やっとベテランの、おなじみ…

歌武蔵師の植木屋娘の快進撃

今日はJAL名人会です。駒松が狸札。喬若さんは禁酒番屋。番侍二人や丁稚三人のそれぞれの個性がくっきり描かれていて、その掛け合いの妙でずっと笑えます。兼好師は近日息子。長屋の連中が集まってきての言い合いにめっちゃハマりました。歌武蔵師は植木…

たこ平さんの仕込んだ厩火事

今日は二ツ目勉強会です。圭花が狸札。扇さんは悋気の独楽。チイママみたいに色っぽい悋気の女将さんはともかく、定吉がカワイイのでOKです。さん若さんは野ざらし。人柄だけでもミステリアスなおもしろい人なんで、この噺は合ってます。歌太郎さんは片棒…

馬るこさんの黄金餅に唖然

今日は新ニッポンの話芸です。こしら師は天災。小僧が子象で、長谷川町新道に殴る人がいて、紅屋の隠居が変な人なのです。萬橘師は長屋の花見。場所とりをした花の下からはじまり、隣町の奴らの酒のところまで、工夫がいろいろある、独自の面白い仕立てです…

光る二ツ目の会でお腹いっぱい

黒門亭は光る二ツ目の会です。トリネタが3つも出ていて、すでに客席の話題になってます。なな子が平林。進境著しい小んぶさんは寝床。柔和になって(太って?)語りもマイルドに聴きやすくなりました。義太夫ののどならしだけで笑いをとります。でしょうけ…

柳と林と菊の福袋演芸場は春

福袋演芸場は柳と林と菊です。遊一さんは親子酒。息子の登場シーンで、酔ってないように見せようと踏ん張ってから崩れるところは、好みが分かれそうですね。ちよりんさんは饅頭怖い。ほのぼのとした持ち味に、テンポも流れもある好調子で、美味しいお饅頭で…

雲水師のソウルフルな高津の富

今日は日暮里で雲水師匠の独演会です。祝二ツ目昇進の志の彦が元犬。真面目そうな好青年です。雲水師の一席目は高津の富。見どころの多い噺で、中でも松ちゃんの妄想が面白い、爽快な熱演でした。二席目は日和ちがい。商人の町大阪らしい珍しい噺に惹かれま…

方正さんの手水廻しおもろいな

月島でやみ鍋の会です。主役の方正さんが大阪に拠点を戻したのでザ・ファイナルだけど、yose鍋の会にしてリスタートするそうです。小太郎さんは時そば。上方で観る連れのいるバージョンが新鮮です。そばの喰い方も旨そうです。萬橘師は真田小僧。親子の会話…

新文芸坐はゆかいな演芸音楽祭

新文芸坐落語会はゆかいな演芸音楽祭です。珍しい意欲的な企画です。玉川奈々福さんは仙台の鬼夫婦。演技と浪曲の相互の流れが見事で迫力たっぷりです。息がつまって、ドキドキしました。カンカラ三線の岡大介さん。ワカラナイ節、ストトン節がいいですね。…

こはるさんの八五郎いいね!

今日は立川流夜席です。笑笑が道具屋。台詞にビミョーな(パーソナルトーク風の)ニュアンスを入れて試していて、面白くなりそうな予感もします。こはるさんは天災。「ケンカをするからホントに仲良くなれるんだ」という八五郎に感心。大師匠、師匠を継承す…

市江さんが百川をキメた

今日の黒門亭は二ツ目がトリです。扇兵衛が初天神。初めてですけど、高見盛みたいな顔で得してるねぇ。自然に気を許して笑っちゃいます。喬太郎師はいきなり爆笑の渦ですね。新作で出世のキャバクラ。故郷に帰る店長が、東京の郊外を巡ってヘルシーなキャバ…

たけ平さん気っ風よく幾代餅

今日はほくとぴあ亭です。鯉〇が松竹梅。一蔵さんは豪快に風呂敷。意外に繊細なところ、意外にナイーブなところを効かせるとウケますね。まさに大物です。イケメンに磨きをかけている鯉斗さんは得意の荒茶。芸協ならではのばかばかしいお笑いにご通家のお客…

繁昌亭で上方落語に浸った

今日は大阪出張の明け日で、天満天神繁昌亭昼席に来ました。平日の昼なのに、開場8年なのに、補助席が出る大入りです。愛染さんはみかん屋。江戸ではかぼちゃ屋になる噺ですね。笑丸さんは秘伝書。年くったタイのオカマって、誰のヒントなんでしょう、怪人…

龍馬師の誠実な芝浜

今日は研精会です。市助が道具屋。何だかピュアなタッチでグッドです。夢吉さんは一眼国。真剣な語り口の中に、じわっと不思議な感じが出てます。こみちさんはん廻し。観客に寄り添いながら、軽快に淡々と運ぶ調子です。遊一さんはねずみ。わざと外連味を消…