立川流日暮里寄席は、ほぼ10年ぶりの志らく師の光臨でお膝送りの大入りです。
只四楼が初天神。
寸志さんは幇間腹。日々の修練が実っていて、幇間の話芸がどこまでも快調です。
志のぽんさんはろくろ首。飄々とした与太郎と妖怪噺はなかなかのとり合せです。
志らら師はちりとてちん。カラッと嫌味なく楽しく軽快で心楽しくなってきます。
志遊師は水屋の富。人のいい水屋で悪夢が怖すぎない加減をわきまえた巧みな描写です。
らく兵さんは洒落小町。顔に似合っています。秋刀魚の唄では中手が入ってます。
談慶師は十八番の看板のピン。シブい親分が似合ってきて、対照が効いています。
志らく師は親子酒。洒脱な屁理屈が冴え渡っています。確かに屈指の落語家です。