雨ん中、くらとくらでしの会です。
たま平がたらちね。
つる子が転失気。青春の語り口に、紙芝居を楽しんでいるようなのどかな気分になります。
たけ平さんは猿後家。調子よくカラッと笑える、洗いざらしの木綿のような心地よいタッチです。
はな平さんは船徳。船頭たちが活きていて文句なしになごめます。若旦那は(ぐっと演者自身に引き寄せて)キャラを立たせ、二人の客のコントラストも鮮明にしたいです。
たこ平さんは唖の釣り。与太郎のばかっぷり炸裂が勉強会ならではの楽しさでした。唖っぷりは(これから洗練されていくでしょうから)次の楽しみです。
まめ平さんは幾代餅に果敢に挑戦。多くの登場人物に立ち向かいながら最後までがんばりました。
それぞれが個性を伸ばしている、若く明るく温かい一門です。