続いて四の日寄席も、そぼ降る雨の中、大入りです。
才紫さんは時そば。持ち味のキレよく、巧みにそばをたぐって、客席から中手が入ります。
駒次さんは天野(てんの)家(の孫)。久しぶりですが、お召列車がどこに行っても鉄板です。
左橋師は百川。百兵衛の田舎者ぶりがとにかく愛らしくって、こんなにほのぼの笑える噺なんですね。
文菊師は猫と金魚。わかりやすい粗忽な番頭さんでした。ヒザの滑稽噺も確実にキメてくれます。
馬石師は笠碁。五代目小さんの継承が全盛の中で、自らのセンスで再解釈-再構築に挑まれていて、とても好感を持ちました。