台風ん中の立川流夜席です。お客さんは8人だけど、こんな夜はよく落語を知っている方々だとわかります。
志ら鈴が道潅。志らく一門15番目の弟子とのことで、立川流2人目の女流になります。
錦魚さんは目黒のさんま。この秋も話し込まれたとわかるすらすらと流れるような調子です。
志獅丸さんは酔っぱらい(替り目)。このガタイで演じる女房は迫力たっぷりで、観ているだけで笑っちゃいます。
談幸師は星野屋。ケロっとした師匠の持ち味が活きて、調子のいいお花が楽しい。客席の反応も確かです。
談修師はヒザなので長短。観ているお客さんまで、ホントにイラっとさせます。
龍志師は三軒長屋。次々に登場する江戸っ子の演じ分けがじつに鮮やかでした。さすが江戸っ子のベテランは懐が深いですね。