2017-11-04 菊之丞師 清々しく描くねずみ 地元町屋のサンポップ寄席です。 菊之丞師の一番弟子まめ菊が初天神。 菊之丞師は悋気の火の玉。火の玉でつける煙草がオツで旨そうです。 町屋の星・一左さんは堂々たるそば清。着実に腕を上げています。 ぴろきさん絶好調です。 菊之丞師のトリはねずみ。清々とした貫禄のある甚五郎に納得です。
2017-11-02 米助師 心に染みるラーメン屋 第40回のせんばい寄席です。 金の助が大安売り。 昇々さんは鈴ヶ森。このところスベらない磐石のマクラで場を掴みます。 鯉昇師は茶の湯。この隠居所のどことなく怪しい雰囲気を醸し出します。 お仲入りはサイン色紙抽選会。司会の昇々さんを女性が見つめています。 マジックジェミーさん。 米助師は五代目今輔作のラーメン屋。お婆さんがいい味を出しています。
2017-10-31 織音師 清き心を描く九十九両 板橋落語会です。三朝師はしっかり笑える確かな十徳。さん光さんはとぼけた味のいい元犬。小せん師はゆるりと楽しい英会話。八ゑ馬さんは寝床。ドッカンドッカン笑いをとります。燕弥師は一本筋の通った権助提灯。織音師は長谷川伸原作の九十九両。気丈な女房お染の佇まいが素敵です。
2017-10-27 小ゑん師JALで炸裂 鉄の男 JAL名人会です。 一猿が雑俳。 翔丸さんは悋気の幽霊。練り上げて育っています。 談修師はがまの油。よどみなく心地よい口上です。 昇進襲名披露中の三木助師は三方一両損。江戸っ子の啖呵を小気味よくキメます。 宮田陽・昇さん。 小ゑん師は鉄の男。”鉄”の生きざまを巧みに演じて大爆笑です。
2017-10-24 一蔵さん迫力満点 凄い阿武松 二ツ目勉強会です。 たま平が強情灸。 緑太さんは鷺とり。余裕があってスッキリさわやかです。 小かじさんは蛙茶番。真面目にしっかり演ってくれます。 たこ平さんは抜け雀。独自の間をうまく効かせています。 粋歌さんは白鳥作の恋するヘビ女。珍妙な場を醸します。 一蔵さんは阿武松。体格を活かした見応え十分の地噺で本領発揮です。
2017-10-23 円熟と爛漫 好楽・奈々福の会 好楽・奈々福二人会です。 好也が時そば。 好楽師は十徳。やわらかい木綿の語り口が心地よく癒されます。 奈々福師(曲は豊子師)は間垣と度々平。若々しく活きのいい度々平です。 お仲入り。 奈々福師は俵星玄蕃。力があってカッコよくて見応え十分です。 好楽師のトリは子はかすがい。子を想う親の心がじわっと染みてきます。
2017-10-19 魅惑のごった煮 しのばず寄席 しのばず寄席の昼です。 柳太郎師から。芸協風味のファンキーな肥がめです。 山崎ひろしさん。 蝠丸師は奥山の首。飄々とした甚五郎の笑う首です。 お仲入り。 山吹師はキリッと聖女ジャンヌダルクの勇敢な働き。 やなぎ南玉さん。 里う馬師はお見立て。緩急剛柔の融合した一席です。 そのまま夜に流し込みです。 金かんが道具屋。 楽大さんは時そば。ハーレーの大きさな楽しさです。 好田タクトさん。 鳳志師は棒鱈。琉球(りきゅう)節の感じがグーです。 鶴遊師は豊竹呂昇。娘義太夫の往年の大スターです。 青空たのしさん。 遊之介師はふぐ鍋。寒さを迎えて、美味しそうです。